YKK AP(東京都千代田区)は7月1日、同社現地法人であるYKK AP中国投資社(上海市)が新たに「YKK AP上海国際貿易社」を設立し、同日、事業を開始したと発表した。
新会社は、同社グループの中価格帯の商品におけるグローバル事業拡大に向けた調達力強化を目的に設立。中国の最先端技術や多様なサプライチェーンを活用し、同国内企業から材料や部品・部材を調達して中国およびアジア圏、日本の製造拠点へ供給する。これにより、商品力とコスト競争力の強化を図る。
YKK APが1999年に中国での事業を開始以降、現在は同国内に製造拠点3カ所、営業拠点10カ所を展開。中国向けの窓・サッシに加え、グローバル製造供給拠点として部品・カーテンウォールや日本向け樹脂形材を製造している。「中国門窓・CW業界十大ブランド表彰」を国外企業で初めて8年連続受賞するなど、同社ブランドは高く評価されているという。
■関連記事
YKK APと関電工が業務提携 ビルの窓で発電 市場投入
YKK AP、沖縄・金秀アルミ工業の全株式を取得
YKK AP、国産桧の集成材を使用したトリプルガラス木製窓を7月発売
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。