国際人材協力機構(JITCO)は6月28日、同機構が発行する母国語情報誌「とも」の7月夏季号に、熱中症への注意喚起を掲載し、外国人実習生や特定技能外国人を雇用する事業者に利用を呼び掛けている。
「とも」は、日本での生活に役立つ情報や、日本語を勉強するためのヒントなどを掲載した情報誌。日本語(ふりがな付き)と9カ国語(中国語、フィリピノ語、ミャンマー語、インドネシア語、タイ語、カンボジア語、ベトナム語、モンゴル語、英語)に対応している。
今回の特集では「熱中症に気を付けましょう」と題し、熱中症の主な症状や、熱中症になった時の対応、環境省の「熱中症予防情報サイト」、都道府県ごとに発令される「熱中症警戒アラート」を取り上げている。
他に、▽日本の文化を紹介する「七夕―短冊に願いを―」▽日本語らしい表現が学べる「オノマトペを学びましょう」▽漢字の使い方を学ぶ「こくごのもり」▽日本文化を体験する実習生を紹介する「笑顔の一枚」▽相談窓口のご案内―を掲載している。
また、外国人技能実習機構(OTIT)のHPに掲載されている海難防止に関するパンフレット(PDF)(海上保安庁)を案内。水上バイク、遠泳、カヌーなどのレジャーを楽しむ際の注意事項を掲載している。パンフレットは、英語、中国語、ベトナム語、ポルトガル語に対応している。
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