BESSブランドでログハウス事業を展開するアールシーコア(東京都渋谷区)は6月20日、株主総会後の取締役会で代表取締役の交代を決議した。壽松木康晴氏を代表取締役社長に、二木浩三社長を代表取締役会長に選任。26日には経営ビジョン発表会を開き、ログハウスなどで培ったBESSのブランド力を生かして事業領域を拡大していく方針を明らかにした。
同社は、コロナ禍での対面の制限などによって「感性マーケティング」が困難になり、業績が低迷。壽松木社長は「環境耐性を強化する必要がある」として、経営体質の改善に取り組んできた。戸建て事業については、集客状況も改善していることからコロナ前と同水準の年間800~1000戸を目指す。また「目下第2の柱になっている」特建(非住宅木造)事業や、宅地開発の「梺」事業や、自社の住宅を独自基準で査定し仲介、販売する「歳時住宅」など不動産関連事業にも力を入れる。
壽松木社長は、今後の同社の事業を、さまざまな領域で「潤い」を提供する「オアシス業」と定義し「相手や場所を問わず、BESSのブランド価値を最大限に活用していく」とした。
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〈キャプション〉自身のミッションを「オアシス業の加速」とした壽松木社長
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