とび工「均衡」、型わく工（建築）「過剰」　5月建設労働需給

国土交通省は6月25日、「建設労働需給調査結果」の5月分を発表した。全国の8職種の過不足率は0.4％の不足となり、4月と比べ0.7ポイントと不足幅が縮小。前年同月（1.0％不足）比では0.6ポイント不足幅が縮小した。

職種別の状況では、とび工で「均衡」、型わく工（建築）で「過剰」、その他の職種で「不足」となった。前月まではすべての職種で「不足」が昨年9月から続いていた。また、鉄筋工（土木）の過不足率について対前年の増加幅が大きくなっている（マイナス0.1％→1.0％）。一方、左官の過不足率は対前年の減少幅が大きくなっている（3.8％→0.6％）。

8職種の今後の労働者の確保に関する見通しについては、全国で「普通」となっている。

同調査は、2024年5月10～20日までの間の1日（日曜、休日を除く）を調査対象日として、1282店・社の手持現場4618カ所、一般工1万861人を対象に調べたもの。