国土交通省が6月28日に公表した5月の新設住宅着工戸数は6万5882戸(前年同月比5.3%)。4月は増加に転じた貸家、分譲住宅が再び減少し、持家の減少トレンドも継続したため、全体でも2カ月ぶりの減少となった。季節調整済み年率換算値も再び減少し、81.3万戸(前月比7.6%減)だった。
利用関係別では、持家は1万7217戸(前年同月比8.7%減)で、30カ月連続で減少した。資材高騰や高付加価値化の影響によってプラスで推移していた投資予定額も、戸数減の影響が大きくなり5月はマイナスに転じている。
貸家は、4月の増加から再び減少し、2万7175戸(同5.3%減)。分譲住宅も再び減少に転じ、全体では2万1207戸(同0.9%減)。マンション(同13.2%増)は2カ月連続で増加したが、一戸建て(同13.0%減)は減少し、過去10年間では9番目の水準となった。
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