生産性は「人・物・金」に大きく関わる。生産性向上の基本は省人化・少数精鋭化で、DXの活用が有効だ。目指すはプロフェッショナル化で、そこに向かう意識・学び・努力があれば簡単に頭角を現すことができる。ここでは社長の意識決定と心の持ちようにも触れる。
生産性を高め経営を改善
組織と人の採用・育成に関わるのが「生産性」です。生産性は一般的には社員1人あたりの売上/付加価値(粗利)で表し、基本的には省人化→少数精鋭化していくほど生産性は高くなります。
工務店の場合、売上が5000万円/人、付加価値(粗利)が1500万円/人を超えてくると総じて資金繰りが楽になり、平均以上の給与を支払うことができるようになります。売上1億円/人が目標とされた時期もありましたが、これだと仕組み・DXを駆使してもブラック化&クレーム増に陥りがちなため、目標値としては5000万~8000万円が適切でしょう。
省人化・少数精鋭化=プロフェッショナル化です。まずは社員に責任感・成長意欲・利他性・チームプレーといったプロとして不可欠な意識を持たせ、実践につなげる必要があります。
こうした意識を持てるかは採用時に推し量るとともに、社長のメッセージや社内での対話、外部研修などで意識を高め続けるほかありません。実務に習熟していてもプロ意識を持とうとしない社員は成長せずトラブルを生むので、本当は退職を促すほうが良いでしょう。
逆に・・・
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