理念はお題目ではなく活用し続けるもの。ブレずに進むための物差しとなるほか熱意・やる気の向上につながる。また理念は算盤(利益)と合致する必要がある。小さな工務店は特殊スキルを磨き、付加価値と単価を引き上げるのが王道だ。
理念を活用し続ける
理念は「旗」としても活用できます。会社のあり方・やり方・未来を旗印として掲げ社外に発信することで、熱意の種火を持つ共感者が集まるようになります。理念の社外への発信が熱意をもつ社員を増やす一丁目一番地です。
理念を社内や協力業者会などで伝え続けることで、熱意の種火を発火させ、熱を高め広げていきます。そのなかで「理念に共感できる」「そんな仲間がいる会社に帰属意識や誇りを感じる」「会社のビジョンと自分の未来が重なる」「会社・仲間から必要とされ評価されている」といった「精神的動機づけ」でやる気が高まることを目指します。それには理念自体に熱があり、「正しい考え方」が込められ、社員が実践したい・実現したいと思うものでなければなりません。
熱意が高まり正しい考え方を理解した社員が、理念を思考・行動のベースとし、自律的に能力向上や目標・戦術の立案・実践に向かって自走していく。これが理念経営の到達点です。
このように理念はつくっておしまいではなく活用し続けるものです。理念の活用、特に理念の発信と社員の共感・行動も経営における重要な「不易」です。
高付加価値化で単価アップ
一方、この市況のなかでも、理念と算盤(利益)を合致できるかが問われています。
工務店の売り上げは・・・
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