自社にない家づくりの知見を得たり、技術力を向上させたりする際に有用な打ち手のひとつが、独自工法の提供なども行う住宅ネットワークへの加盟だ。ここでは特に「家づくり」にまつわる打ち手を提供する住宅ネットワークの取り組みを紹介する。
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耐震を核に性能向上を技術的に支援する
日本木造住宅耐震補強事業者協同組合(木耐協)
日本木造住宅耐震補強事業者協同組合(木耐協)は発足以来、木造住宅の耐震化を軸にした活動を続けている。耐震診断・改修だけを事業として成立させるのは難しいが、性能向上リノベーションのニーズも高まる中、関連企業との連携なども含め、組合員の技術向上に取り組んでいる。
同組合の支援の核はもちろん技術。日本建築防災協会のテキストに基づいた耐震診断の講習に、さらに具体的な補強設計の手法も解説する研修を定期的に開催している。組合員向けのメールマガジン、会報誌での情報発信を通じ、技術を“共有”することにも取り組んでいる。
また、YKK APが運営する性能向上リノベの会とも連携し、耐震以外のスキルを高める機会も提供する。その他にも多数の提携企業があり、各社の製品・サービス利用への特典も用意している。
大きな地震が発生すると、一時的に耐震診断の需要は増加する。しかし・・・
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