日本モーゲージサービス(東京都港区)の子会社、住宅アカデメイア(東京都港区)は6月26日、プレステージ・インターナショナルグループのプレステージ・コアソリューション(東京都千代田区)およびプレミア・エイド(東京都千代田区)、東京電力グループのエナジーゲートウェイ(東京都港区)の3社との事業提携を見据え、住生活支援・見守りサービスを3社と連携して提供していくと発表した。
少子高齢化などにより世帯構成やライフスタイルが多様化するなか、住生活支援サービスへのニーズや、独居高齢者に対する社会包括的な見守りの必要性が高まっている。今回4社は、各社が持つ顧客対応やAI分析などのサービスや機能を組み合わせ、企業・自治体に提供。住生活・見守りサービスの構築を支援し、社会課題の解決を目指す。
同社は、同サービスの運営管理および電力センサーの保証提供等を行う。また、MSJグループの主力顧客層である住宅会社に、同サービスを活用した設備・リフォーム等の販売促進や中古住宅再販事業等を提案。MSJグループとして住宅会社の支援を強化し、顧客層の拡大と持続的な成長につなげる。
同サービスでは、エンドユーザー宅内の分電盤に電力センサーを取付け、電力波形を計測。AIが家電の使用状況を分析し、生活リズムの変化や認知機能低下の予兆等を探知する。異常を探知した場合は、必要に応じて公的救援機関や家族等へ通報、連絡する。専用アプリでは、家の状況や家電の使われ方の確認から熱中症等のアラーム通知、キャンペーン案内などの情報配信が可能。さまざまな業界や自治体が独自の「住生活支援・見守りサービス」を構築できるほか、エンドユーザーへの販売促進など事業に活用できるという。
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