新建ハウジングでは読者のリクエストが多いことから、「日本一の工務店」と称されるシンケン(本社:鹿児島県鹿児島市・迫英德社長)への視察ツアーを開催している。ここでは直近のツアーで見えたシンケンの家づくりの打ち手を編集部がレポートする(文責・新建ハウジング編集部)
打ち手02 2000万円〜の「スタディハウス」を展開、全国へ |
「スタディハウス」の単独展示場。写真の「すっぴん」仕上げの棟とこれをカスタマイズして想定価格を上げた棟の2つを並べて建て、価値と価格を「スタディ」できるようにした |
最新の打ち手が「スタディハウス」と呼ぶ2000 万円(税込)〜の提案住宅だ。集成材・木製サッシ・空気集熱ソーラー・プレイウォールなどシンケンらしさを実現する標準は省かず、世帯の標準形となった1 〜3 人向けのコンパクトでつくり込まないプランに限定することで、自由度を高めつつコストを削いだ。「シンケン=高いとあきらめていた層」を取り込むことで、集客・受注ともに好調という。スタディハウスと名付けたのは顧客とシンケンでこれからの暮らしとそれを実現する空間を学び合い探求していくとの思いから。また、シンケンの価値観を共有でき本気でスタディしあえる全国の工務店と勉強会を立ち上げ、今後参加工務店がスタディハウスを建てる支援を行っていく。
※打ち手01、打ち手03は紙面でご覧ください。 |
一度認識すれば次からは一目でシンケンの家だとわかる独自の意匠・デザイン。これはシンケンが選ばれている大きな要因であり、街角に建つ魅力的なシンケンの家は同社の言う「潜在客」(未来の顧客)を確実に育んでいる。また業界から評価され視察希望が絶えない理由でもある。
意匠・デザインだけでなく・・・
続きは「あたらしい工務店の教科書」(2024年6月30日発行、定価2420円)P32〜でお読みいただけます。定期購読者の皆様には新建ハウジング6月30日号の付録としてお届けしています。
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