日本住宅リフォーム産業協会(ジェルコ)は6月21日、東京都内で第16期定時社員総会を開催した。6期に渡り会長を務めた盛静男氏が退任し、望月俊彦・アルファテック(栃木県小山市)社長が新会長に就任。第16期は、2018年に指針として掲げたジェルコビジョン2030をさらに推進し、性能向上リフォームなど社会課題の解決に資する取り組みをより強化していく。
同協会がこのほど定めたジェルコビジョン2030推進ガイドラインでは、“社会課題解決”を会員が提供すべきリフォームの質に位置付けた。望月新会長は「社会的な価値を(リフォームで)創造することが当協会と会員の存在意義だ」とし、「社会価値の創造により業界でさらに存在感を高めていきたい」と述べた。
性能向上リフォームへの取り組みは「2050年カーボンニュートラル達成にリフォームで貢献する」ためにも重視。一方、会員によって取り組み方には差があることから、ジェルコアカデミー委員会で性能向上リフォームの体系化を図り、会員に学ぶ場を提供していく。
また、新たな事業としてリフォーム優秀技能者表彰制度を創設する。技能者の多能工化を進め、技能者不足の解決を図る。
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