AQ Group(埼玉県さいたま市)は6月24日、2023年度(2024年度2月期)の業績が過去最高の売上高となる689億3700万円を達成したと発表した。営業利益は16億3900万円、経常利益は18億2600万円、当期純利益は7億8100万円だった。
同社は2023年3月1日に会社名を「アキュラホーム」から「AQ Group」に変更。今年3月に純木造8階建て新本社が竣工し、4月には木造建築技術研究所の構造実験棟が完成するなど、大規模投資を行ったが営業利益は前年比26億円増となった。
2023年度の新設住宅着工戸数が2年連続の減少となる中、同社の住宅建築および不動産事業では、コストパフォーマンスの高い基盤商品を軸にさまざまな商品を展開。低価格帯の住宅事業を新設し、幅広い顧客ニーズに対応した。これにより、受注棟数は1966棟、引渡棟数は1586棟となり、住宅建築事業における売上高は前期比約35%増の683億6500万円に達した。
従業員の給与に関しても、2023年3月分から最大10%のベースアップを実施。2024年夏季賞与は前年同期比約33%増で支給した。成果がより評価させる内容に改定し、社員のモチベーション向上も図った。
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