戸建て住宅を専門に手がけてきたオーガニックスタジオ新潟が、初めてマンションリノベーションに取り組んだ。マンションの一室に、オガスタ流の空間を「インストール」することに成功。社長の相模稔さんは、今回の事例をテストマーケティングとしつつ「ふたを開けてみると他社には真似できない事例になった」と、大きな手応えを得た。【編集部 荒井隆大】
新潟では25年ほど前にマンションブームが起こり、多数のマンションが建設された。同社が初めてリノベーションを手がけたのも同時期にできたマンションの1住戸で、JR新潟駅にも近く、管理状況が良好だったことから、相模さんが顧客に購入を薦めた。
設計は、長年同社の設計パートナーを務める一級建築士事務所maの山下真さん。山下さんもマンションリノベーションの設計は初めてで「マンションはフレームがきちんと決まっているのが難しく、割り切りも必要だった」と話す。
マンション特有の要素としては、室内に露出した梁が挙げられる。山下さんは・・・
この記事は新建ハウジング6月30日号3面(2024年6月30日発行)に掲載しています。
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