ミサワホーム(東京都新宿区)は6月20日、100%出資子会社のMisawa Homes America, Inc.(ミサワホーム アメリカ、MHAM社)を通じて、米国西部のビルダー、Visionary Homes(ビジョナリーホーム、VH社)の株式51%を取得、子会社化したと発表した。同社初のユタ州への進出。米国での住宅事業の成長を加速させ、2024年度の海外事業売上高800億円の達成をめざす。
VH社は、ユタ州で戸建て・集合住宅の建設、販売事業を展開。タウンハウスを中心にシェアを拡大し、2022年時点では販売実績804棟のうち集合住宅のシェアは40%。内装、外装、設備などの充実したアイテム数で、オーナーの幅広い要望に対応し、ユタ州北部エリアでは顧客満足度調査第1位、同州における住宅販売では第4位など、高い評価と実績を獲得している。今後も順調な人口増加が見込めるユタ州において、さらなる成長が期待されるという。
同社グループは、2019年にMHAM社を通じて米国テキサス州で住宅の建設、販売を手がけるImpression Homes LLC(インプレッションホーム)の持分を取得し、住宅事業で米国に進出。2018年に進出した豪州とあわせ、2023年度の海外事業における売上高は593億円となった。
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