スノーピーク(新潟県三条市、山井太社長)は6月19日の臨時株主総会で、株式併合や定款の一部変更などの議案を可決した。これにより、7月9日で上場廃止となる見通し。同社は、近年はアウトドア感覚を取り入れた住まいや暮らしの提案などを、工務店と連携して行っている。
同社はコロナ禍において、アウトドアやキャンプが密集を避けられるレジャーとして人気が高まったことを背景に事業を拡大。しかし、昨年度はコロナ禍の自粛ムードが落ち着いたことから売り上げが減少。そのため、経営の自由度を高める観点から非上場化を目指して、米国の投資ファンドと連携して株式の公開買い付けを行った。今後は、米国や欧州、中国などでの展開や、アウトドア以外の新規事業の拡大を図る方針。
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