東京都は、環境性能の高い建築物の普及に積極的に取り組む事業者を表彰する「東京エコビルダーズアワード」の2024年度の募集を開始した。2025年4月にスタートする、「建築物環境報告書制度」に先駆けて行うもので、応募対象者は、都内で2024年4月から9月末までの間に建築確認済証が交付された中小規模の新築建物(延床面積2000㎡未満)を供給している事業者。応募予定書の受付期間は、6月19日から8月30日。本応募の受付期間は、10月1日から10月31日まで。
ハイスタンダード賞(表彰部門は①断熱・省エネ性能 ②再エネ設備設置量)、ソーラーチャレンジ賞、リーディングカンパニー賞(表彰部門は①断熱・省エネ性能 ②再エネ設備設置量)の3賞で構成され、昨年は延べ64社(※重複受賞あり)のハウスメーカー、工務店が選ばれた。
今年度は昨年度からソーラーチェレンジ賞とリーディングカンパニー賞で条件や基準の変更があった。ソーラーチャレンジ賞については、報告書制度で定める再エネ設置基準への達成率の増加を評価する(昨年度は、再エネ設備設置率の増加を評価)。また、2023年度に再エネ設置基準を達成していない事業者を対象とする(昨年度は、再エネ設置基準達成状況よる応募条件なし)。
リーディングカンパニー賞 (①断熱・省エネ性能部門)については、省エネ性能を「再エネを除く」BEI値で評価する(昨年度は、「再エネを含む」BEI値で評価)。また、リーディングカンパニー賞の両部門の定性的な評価については、「東京都建築物環境配慮指針」の記載事項に関する取り組みについて「より先進的か」、「普及拡大に向けて、より効果的か」という視点から評価する。「様式04 定性評価用シート」の分野1は記載必須、分野2~4は1つの分野の記載を必須とする(昨年度は、分野1は記載必須、分野2~4は任意)。
募集要項、応募様式などはこちらからダウンロードできる。
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