農林水産省は6月12日から、直交集成板(CLT)の日本農林規格(JAS)の一部改正案「目視等級区分ラミナの定義の変更」についてパブリックコメントを募集している。締め切りは7月11日。
現在、「等級区分機によらず、目視によってラミナの品質を区分すること」としている目視等級区分について、改正案では「等級区分機によらず、目視又はカメラ撮影若しくはレーザー照射等を用いた材面測定機器による測定によってラミナの品質を区分すること」としている。
目視等級区分ラミナの選別は、節の大きさや数等を作業員の目視によって行っているが、工程の高速化による作業員の負担増や、熟練工の減少などを背景に、機器による予備選別を導入する動きが広がっている。そのため、今回の改正で目視等級区分の定義に「材面測定機器による測定」を追加することで、負担軽減や効率化、DX化を図ることを狙っている。
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