甍エンジニアリング(愛知県半田市)は、再利用性・軽量性・耐久性を備えた屋根材「タイルーフ」を開発、6月から販売を開始した。
重さが陶器瓦の約半分の磁器質の屋根材。一般的な住宅の陶器瓦の屋根をタイルーフとした場合、約2tの軽量化が可能とする。
紫外線、酸性雨、日射熱による劣化がなく、塗り替えリフォームが不要。ストッパー金具とビスで屋根に固定する構造のため、屋根材のみを取り外して下葺き材を交換し、再度利用することができる。
さらに、「タイルーフ買取制度」と「ルーフカルテ」という独自の仕組みを設定している。
タイルーフ買取制度は、建物を取り壊す場合に同社がタイルーフを買い取って、洗浄処理をした後に再度市場に販売するというもの。
ルーフカルテは、屋根の施工情報やメンテナンス情報をデータベース化して管理するもので、定期点検の案内やメンテナンス情報を顧客に提供するとともに、買取時にメンテナンス履歴を確認して中古タイルーフの適切な査定につなげることができるという。
ブラック、ブラウン、シルバーの3色。長さ305(±2.4)×幅455(±2.8)mm、2.6kg/枚。
設計価格はタイルーフ750円/枚、ジョイント板250円/枚、ストッパー金具200円/個。
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