東日本不動産流通機構(東日本レインズ、東京都千代田区)は6月10日、首都圏(1都3県)の5月度の不動産流通市場の動向を発表した。
首都圏の中古戸建ての成約件数は1096件(前年同月比1.4%減)で、6カ月ぶりに前年同月を下回った。東京都区部は前年比2ケタ増となり、5カ月連続で前年同月を上回ったが、その他の地域がマイナスとなった。成約価格は3864万円(同3.8%増)で、4カ月連続前年同月を上回った。横浜・川崎市と神奈川県他以外の地域で前年比プラスとなり、東京都区部は5カ月連続上昇した。土地面積(同8.7%減)は3カ月ぶりに前年同月を下回り、建物面積(同0.5%増)は2カ月ぶりに上昇した。
首都圏の中古マンションの成約件数は2845件(前年同月比3.9%増)となり、12カ月連続で前年同月を上回った。神奈川県他以外の地域が前年比で増加し、東京都区部は12カ月連続前年同月超えとなった。成約㎡単価は76.30万円(同7.5%増)で、49カ月連続で上昇。すべての地域が前年比プラスとなり、東京都区部は49カ月連続、横浜・川崎市と多摩は11カ月連続、神奈川県他は8カ月連続で前年同月を上回った。成約価格は4834万円(同5.8%増)で、48カ月連続で前年同月を上回った。専有面積は63.35㎡(同1.6%減)だった。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。