連載9回目となる今回は、5月30日、31日に東京ビックサイトで開催された「住まい・建築・不動産の総合展 BREX」に出店した「住まいの学校」ブースの様子をご紹介します。
「住まいの学校」とは?ブースの熱狂ぶりの理由は?本気で家づくりに取り組む方にとって、胸躍る記事になっていますので、ぜひチェックしてみてください!
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新潟発の「住学」がビックサイトにブース出店
イベント当日、新潟から東京ビックサイトへ。お目当ての「住まい・建築・不動産の総合展 BREX」に出店している「住まいの学校」、通称「住学(すがく)」のブースに向かいます。
住学とは、サトウ工務店(新潟県三条市)、ネイティブディメンションズ(新潟市)が中心となり、2018年よりスタートした取り組みです。建築士・職人・一般の方や学生など、どなたでも参加できる「学校」で、住まいに関する情報を繋ぎ、シェアすることを目的としています。新潟で定期開催されている住学の授業は、毎回大盛り上がり。私も楽しく学ばせてもらっています。
いつも新潟でお会いしている住学のメンバーと、東京で会えるのは新鮮です。
ブースにはメンバーがそれぞれのPRを行えるコーナーが設けられていたので、私は新建ハウジングYouTubeを宣伝しました。高円寺のサウナ事業に参画した話題を中心に、私が「真面目なパリピ」と称されているので(笑)、ぜひ動画をチェックしてみてください!
《前編》【挑戦者】大好きだからこそ工務店“伴走者”の道へ/新潟から高円寺のサウナ事業に参画?!群馬の同志と描く夢/サ活で整いました!
《後編》【職業・俺】恩師「彼はパリピなんだよ」/”工務店が勝つ世界線”を目指す開拓者の1日に密着しました/唯一無二の工務店のメンター・右腕に俺はなる!
人に会って生まれる刺激が、私たちを強くする
今回のイベントで痛感したのは、人に会うことの価値でした。これだけ読むと当たり前かもしれませんが、多忙な日々を送っていると、社員やいつもの取引先としか意見交換していない……といった状況が生まれがちです。Facebookなどで情報収集や人間関係の構築を意識されている方も多いと思いますが、やはりリアルで対面して言葉を交わした時とは、インパクトが段違いでしょう。
人と会うことは、
・単純に楽しい
・情報が手に入る
・関係性が構築される
と、いいことしかありません。
そしてこの経験が自分の中に刺激を生み、モチベーションが上がり、ハイクオリティな仕事に繋がるのだと思っています。
今回、全国各地で活躍されている方々とお会いすることができて、私の中にもたくさんの刺激が生まれました。
さらに数々の著書を出されている「構造王」(M’s構造設計、神奈川県横浜市:代表取締役)の佐藤実さんとも、お話しできました。
「佐藤さん、いつもVoicy聴いています」と挨拶すると「きみのビジネスのつくりかた、イイね!」と。おそらく、私の事業設計とサービスのネーミング、ロゴのことを褒めてくださったのではないかな?これには、めちゃくちゃテンションあがりました!
熱狂が未来をつくる
「ビックサイトに、全員しゅうごー!」
これは、住学代表を務めるサトウ工務店の佐藤さんのマジックワード。開催前にはFacebookで、当日は会場でことあるごとに口にされていました。今これをお読みになっている方は、若干の内輪ノリ感を抱くかもしれませんが(笑)、この言葉が、メンバーはもちろん会場で住学に興味を持ってくださった方のテンションを上げ、会場は熱狂的な盛り上がりをみせていました。
住学は前述の通り、工務店や建築士、一般の方や学生など、誰でも参加できる「学校」です。住まいに関する情報をつなぎ、シェアすることを目指しています。
直接顔を合わせて、プロの仕事を学ぶ。それをプロが評価し、SNS等で拡散する。そうやって、建築士同士の繋がりを見える化しています。プロが認める建築士の存在を拡散する事は、強力で効果的な広告になる、というのが住学のスタンスです。
この業界に身を置いている以上、メンバーはそれぞれ多忙な毎日を送っています。それでも、時間を作って住学で「会う」。避けられない少子高齢化の時代、多忙でなくなってしまった時に「やるべきことが分からない」と迷わないために、今に投資をしているんです。そのためのアクションの一つとして、住学で学びあっている。この先行投資は、新潟の住学に留まらず全国的に広まるべきだと考えています。
住学の盛り上がりは、他のブースと一線を画していました。業界の未来のためにリアルの出会いを大事にするメンバーの一体感が、熱狂を生んだのではないかと考えています。私は、この熱狂がこれからの業界を支えていくと、確信しています。
いい歳をした大人が「熱狂」……まるでスポーツ漫画のよう、と笑われてしまうかもしれません(苦笑)。しかし、人が長い時間を過ごす建築に携わる私たちが、アツい人間であること。その大切さを理解していることは、とても重要だと思っています。
今回のイベントで得た刺激を力に変えて、これからも様々な出会いの中で学び、時にはしゃぎながら(笑)、事業に向き合っていきたいと思います。
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