大型リチウムイオン電池および蓄電システムの開発、製造、販売を手がけるエリーパワー(東京都品川区)が、住宅用定置型蓄電システム「POWER iE 6(パワーイエ・シックス)」を開発、3月から販売を開始する。
蓄電容量は6.2kWhと大きく、太陽光発電システムや燃料電池で発電した電力を貯めて、家庭の電気製品に電力供給することが可能で、停電や災害時などの非常時には、蓄電池用コンセントから電力を供給し、照明、冷蔵庫、テレビを同時に使用した場合で、最大約12時間の連続使用が可能という(LED照明35W×3台、冷蔵庫160W1台、テレビ150W1台で計算)。
また、深夜電力を充電して電力消費の多い昼間に蓄電池から電力供給を行う、太陽光発電システムと併用して余剰電力を売電、燃料電池で発電した電力を充電して太陽光発電を併設している場合は太陽光発電の電力も充電し余った電力は売電など、運転モードを5パターンから選ぶことができ、各家庭のニーズに合ったエネルギーの有効活用や電力消費量の削減にも効果が見込める。
同システムに搭載されているリチウムイオン電池セルは、ショートや過充電、また事故等で押しつぶされても発火することがなく、安全面でも極めて高い性能を持つという。
実売価格は、メーカーの想定だと230万円前後。
同システムは第4回国際二次電池展(2月27日~3月1日 於 東京ビッグサイト)に出展する。
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