全棟で東京ゼロエミ住宅の水準3を達成している清菱建設は2023年から、室温の実測にも取り組んでいる。引き渡し前の見学会の間と入居後、それぞれ室温を測定し、顧客への説明や提案に活用している。社長の高橋俊行さんは「室温を実測している会社は意外と少ない。だからこそ自社で、きちんと測定して提示していきたい」と話す。
引き渡し前は、エアコン稼働時の室温や、夜間(無暖房の時間帯)の温度低下の度合いを測っている。結果は引き渡し時に建て主へ説明したり、新規顧客に対する初回プレゼンで自社のスペックを説明する際の資料として活用している。
また引き渡し後の測定によって、施主の住まい方の実態もつかめつつある。例えば・・・
この記事は新建ハウジング6月10日号2面(2024年6月10日発行)に掲載しています。
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