物価上昇しても収入は増えない時代。大借金をして家を建てる人は減る一方。わずかに残った高収入かつスマートな見込み客に我も我もと群がり大混戦。そんな時代に押し潰されないための強い力が「ニッチ力」。異業種の取り組みをヒントに、ニッチ力を最高レベルに高めよう。
「注文住宅氷河期」の要点を60字で拾い読み |
注文住宅が冷え込んだ結果、①競合数が増加、②市場成長率が低下、③住宅の差別化要因が効かない、となり価格も上げにくい状況に |
ケンジ 注文住宅市場は冷え込むばかり。当然、競争は激化するわな
松太郎 まったくだね。一般に市場競争が激しくなる原因は表1のように言われるけど…
表1 価格競争が激しくなる要因 |
①競争企業の数が多い → 企業規模と商品力や営業力が同等 →競争企業が多数かつ経営資源の質や量が同等 ②産業の成長率が低い →椅子取りゲームになる ③製品の差別化が効かない →どの商品でも得られる結果に差がない |
ケンジ 全部が注文住宅市場に当てはまるな。退場したくなるな
松太郎 それができるならそれも手だろうね
ケンジ …いつになく辛口だな(俺とキャラかぶる…)
松太郎 今の不況はそれくらい深刻だ。特に多くの中小工務店は事業戦略の見直しが必要だろうね
ケンジ なぜ中小工務店は特に厳しいの?
松太郎 まずは表2のつくり手別の顧客属性から見てみよう
表2 住宅会社の種別と顧客の収入 |
①建築家の主な顧客・・・ |
この記事の続きは、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー6月号(2024年5月30日発行)異業種の手法を60字で学ぶ 住宅ビジネス[超]ヒント集』(P.40〜)でご覧ください。
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