旭ホームズ(広島県広島市)は、高年齢層のOB 顧客を中心に、先進的窓リノベ事業を利用した性能向上リフォームを多数提案している。季刊のニュースレターでは、窓リノベの効果を明確に伝えるべく実施者の声やサーモ画像を掲載し、自宅の暑さ・寒さに悩む顧客の関心を引き付ける。社長の末岡京子さんは「厳しい市況だからこそお客様のお役に立つことが、経営の安定にもつながる」と話す。
高齢者やリタイヤ前後世代がターゲット
同社が2023年度に申請した同事業の補助金の額は約1000万円。24年度(先進的窓リノベ2024事業)も既に500万円ほど申請しているという。活用事例の工事内容も、部分的な内窓の設置からゾーン断熱改修、フルリノベーションなど多岐に渡っている。窓リノベの主なターゲットになっているのは“これ以上の投資には消極的だが、室温やヒートショックへのリスクを感じている70代以上のOB顧客”。この層には、1日で工事が済み、費用も抑えられる内窓の設置を提案する。工事費は、予算に応じて1~2カ所で30万円程度から、高くても200万円以内に抑えるようにしている。
もうひとつのペルソナは・・・
この記事の続きは、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー6月号(2024年5月30日発行)異業種の手法を60字で学ぶ 住宅ビジネス[超]ヒント集』(P.27〜)でご覧ください。
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