国土交通省が5月31日に公表した4月の新設住宅着工戸数は、貸家、分譲住宅が増加したため11カ月ぶりに増加し、7万6583戸(前年同月比13.9%増)となった。季節調整済み年率換算値も88.0万戸(前月比15.8%増)で、4カ月ぶりに増加した。
利用関係別では、持家は1万7878戸(前年同月比3.9%減)で29カ月連続の減少に。生活者のマインドが回復せず厳しい状況が続くものの、減少には減速感も見られる。
貸家は2カ月ぶりに増加し、3万4598戸(同20.6%増)となった。分譲住宅は2万2955戸(同16.5%増)で4カ月ぶりに増加。ただし、大幅増のマンション(同69.0%増)に対し一戸建て(同14.4%減)は減少が続く。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。