帝国データバンクが全国を対象に毎月実施している景気動向指数(DI)について、有効回答企業1万3社の調査結果を発表した。調査によると、今年11月の景気DIは、45・6となり、前月比0・7ポイント減となり、3ヶ月連続で悪化、今年最低水準を更新した。
同社によると景気後退の原因は、平年より高い気温が続いたことにより消費が盛り上がらなかったこと、個人消費の回復遅れが鮮明となったことで「金融」「建設」「小売」「サービス」などの内需関連業界を中心に景況感が後退したこと、上場企業の決算見通しで下半期の伸び悩みが鮮明となり、投資意欲に息切れが台頭してきたこと、などがあるという。