三協立山(富山県高岡市)は5月29日、三協マテリアル社の奈呉工場・高岡工場で使用する電力を、6月1日から再生可能エネルギー由来のCO2フリー電力に切り替えると発表した。これにより、年間CO2排出量を約9500トン削減できる見込み。
同社は、政府の2050年温室効果ガス排出ゼロ化方針を受け、CO2排出量の削減に向けた取り組みを行っており、今回のCO2フリー電力導入もその一環。2030年度までに同社グループの温室効果ガス排出量50%削減(2017年度比)を目指す。
同社は2021年12月以降、CO2フリー電力を本社や各カンパニー全国支店・事業所・営業所、社員寮、一部工場に導入。今回の2工場分をあわせて、年間約2万7160トンのCO2排出量を削減するという。これは、同社グループの2017年度CO2排出量の約7%にあたる。
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