YKK AP(東京都千代田区)は、「ルシアス フェンス」シリーズの一部と「シンプレオ フェンス」シリーズをノイズレスなデザインに刷新して6月3日に発売する。リニューアルにともない両シリーズの一部生産ラインを自動化、製造拠点を2拠点化して生産性と供給体制を強化する。
「ルシアス フェンス」は木調パネルや樹脂パネルで建物との調和を目指したシリーズ。「シンプレオ フェンス」はシンプルなデザインとコスパを両立させたシリーズ。
今回は「ルシアス フェンス」9デザイン、「シンプレオ フェンス」17デザインをリニューアルし、各フェンスに1デザインを追加した。上下の胴縁形状をフラットにし、縦枠をスリムにして格子の連続感を高めることで、よりノイズレスなディテールにこだわった。
また、横目隠し×採光ルーバーと、たてスリット×たて目隠しのパネル形状を同一化し、異なるデザインを組み合わせても連続性のある連結が可能になった。
完全目隠しタイプから横格子タイプまで高さ1400mm、1600mmサイズを幅広く揃えている。
さらに、施工性を向上した。上下胴縁の連結具とエンドキャップの上下兼用化により施工を簡略化。胴縁連結具の差込み形状を共通化し、部品を追加手配せずに異なるデザインを連結できるようになった。
また、切詰時の作業時間を短縮するための専用治具を用意。フェンス本体をばらすことなく1回で切断可能な「切断治具」と、部品取り付けの胴縁穴加工を簡易化する穴位置マーキング用の「ケガキ治具」がセットになっており、作業時間を約33%短縮できるとする。
本体+柱1本の税別参考価格は、「ルシアス フェンス(YS3F型、T80、カームブラック×キャラメルチーク)」3万2700円、「シンプレオ フェンス(YS3型、T80、プラチナステン)」2万5800円。
「フェンス切断治具」2万5300円。
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