テンパール工業(広島市)とマルニ木工(同)は、筐体の扉に不燃性木材を使用した分電盤「パールテクトmoku」の開発に着手した。2025年春の発売を予定している。
テンパール工業の住宅用分電盤「パールテクト」をベースに、筐体を不燃性木材と鋼板で構成してプラスチックの使用量を大幅に削減。同社試算によると、プラスチック製の扉と比べて製造時に排出するCO2を約50%削減できるとする。
筐体のデザインと木材加工はマルニ木工が担当。通常は目立たない場所に設置することが多い分電盤を、「暮らしに彩りを添えるアイテム」としてリビングや廊下に設置できるよう、3つのデザイン案(Sazanami、Chocolate、Horizon)を用意した。
分岐回路には感震センサーユニットを標準装備し、震度5強相当以上の地震を感知すると主幹漏電遮断器が約3分後に遮断する。
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