エコワークスは、首都圏からのニーズに応えつつ、エコハウスの啓発活動をより積極的に実践していくため、東京、神奈川、埼玉の1都2県でも新築住宅事業を本格的に展開していく。神奈川県横浜市にオフィスを置きつつ、設計や施工管理はオンラインを活用して福岡で行う。5月中旬から下旬にかけ、首都圏エリア初の完成見学会も開催した。
神奈川オフィスは首都圏における営業上の窓口という位置づけで、取締役部長事業開発室長の岡本博さんら2人が常駐する。今年10月には横浜市内にモデルハウスが完成する予定で、10月以降はモデルハウスを主要な拠点とする考えだ。
一方、設計やインテリアコーディネーター、現場監督は、首都圏の顧客も福岡本社の社員が担当する。打ち合わせはZoomなどビデオ通話で行う。岡本さんは「首都圏での受注件数は限られるので、リモートの打ち合わせでも支障はない」と話す。施工管理にはログビルドの遠隔管理システムを導入し、かつ職人にも管理の協力を仰いで施工品質を担保する。
施工は首都圏の有力工務店が請け負う。木材や設備機器などは同社が支給。なお、九州エリアでは熊本県産の木材だを使っているが、首都圏では静岡県産材を採用する予定だという。
SNS上でのニーズに対応 自社の社会的意義も強化
同社のInstagramアカウントのフォロワーは約30万人。そのうち最も多いのが神奈川県在住者で、首都圏からの問い合わせも増加傾向にあったという。「SNSを通じて弊社の家づくりを熱望いただく声」が、首都圏進出を後押しした。
一方・・・
この記事は新建ハウジング5月30日号3面(2024年5月30日発行)に掲載しています。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。