足場をはじめとした仮設機材を扱うタカミヤ(大阪市)はこのほど、建設課題のソリューションを研究・開発していく新拠点として建設している「Takamiya Lab. West」内に、「Innovation Hub」を設置すると発表した。「Innovation Hub」完成は9月中旬を予定。それをもって「Takamiya Lab. West」がオープンする。
同社は、建設業界の人材不足や進まぬDX推進といった課題を解決へと導くためのサービスとして「タカミヤプラットフォーム」を展開。同サービスでは、次世代足場「Iqシステム」を中心とした仮設機材(ハード)に、DXを活用したデジタルサービス(ソフト)を組み合わせることで新たな価値を提供している。新拠点では、同サービスの実用化に向けた実証実験を行う。これまで可視化されていなかった仮設機材の安全基準設定にも取り組む予定で、機材の安全性を数値データで可視化する研究を行う。
今後、さらなる研究拠点として「Takamiya Lab. East」も建設予定。すでに用地を取得しているという。
■関連記事
建設業界のイメージ・課題「人手不足」が最多-タカミヤ調べ
タカミヤ、足場を売買できるデジタルマーケットの運用開始
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。