シロアリ防除業界で125年の実績を持つアイジーコンサルティング(静岡県浜松市)は5月22日、初の海外拠点「IG Pest Control Australia」をオーストラリア メルボルンに設立したと発表した。これまで国内に特化してきたシロアリ防除事業を海外展開することで、日本のシロアリ防除業界の価値向上を図り、業界全体の発展につなげたいとしている。
オーストラリアは日本と同様、シロアリが多く生息し、住宅のシロアリ被害も甚大だが、シロアリ防除では「予防」の意識が低いという。新拠点では、日本のシロアリ防除技術によって、駆除だけでなく予防にも注力し、家を長持ちさせるための技術も展開していく。
今回の海外展開は、同社グループビジョン「経年進化の美学を世界へ」を具現化する第一歩となるもので、日本の優れた技術を世界に広めるとともに、海外の建物や文化の知見をビジネスに生かすことで、世界に豊かな暮らしを提供すると同時に、企業と業界の価値向上も目指す。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。