ヒノキヤグループ(東京都千代田区)は、除湿機の使用時に溜まる水を室内排水口に排水できるオリジナル商品「除湿コンセント」を開発し、5月に発売・施工を開始した。価格は施工費込みで4万1800円~(税込)。グループ内で手掛ける住宅だけでなく、外販商品として全国の工務店に広く展開していく。
連続排水機能付き除湿機の排水ホースを、床面に施工したコンセントにつないで使用する。タンクに溜まった水を捨てる作業が不要となるため、外出や就寝時にも除湿機の連続運転が気兼ねなくできる。
オフシーズンは、コンセントを外した部分に専用のフタパーツをはめれば床面をフラットに戻せる。市販の連続排水機能付き除湿機(ホース内径2~15mm)にも対応する。
同社が夏場の実験棟にて「エアコンのみ稼働」と「エアコンと除湿機を稼働」の湿度変化を比較したところ、後者の相対湿度が10ポイント以上低いというデータを取得。面倒な水捨て作業を解消するとともに、水廻りから遠い場所での排水に対応する同商品で顧客へ除湿機併用を推奨していくとしている。
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