東京都は5月14日、前年度に実施した断熱改修や蓄電池設置への支援を大幅に拡充すると発表。2024年度「災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業」(予算:約683億円)の概要および事業の補助要綱を公開した。
24年度は、(1)家庭における太陽光発電導入促進事業、(2)家庭における蓄電池導入促進事業、(3)既存住宅における省エネ改修促進事業、(4)熱と電気の有効利用促進事業、(5)戸建住宅におけるV2H普及促進事業―の各事業を実施する。事前申込受付は5月31日に開始を予定。さらに同事業に関する説明会を6月13・14日に実施する。説明会の開催要領は5月末頃に公表される。
2024年度の普及事業では、新規項目として▽〔蓄電池導入〕既設蓄電池へのIoT機器の設置▽〔省エネ改修〕高断熱浴槽の設置▽〔全事業共通〕リフォーム瑕疵(かし)保険への加入―への支援を追加した。瑕疵保険への加入では、補助対象設備の設置工事の際に、国交相指定の住宅瑕疵担保責任保険法人が取り扱うリフォーム瑕疵保険・大規模修繕工事瑕疵保険に加入する場合に7000円を助成する。
他に、蓄電池導入時にデマンドレスポンス実証(節電チャレンジ)に参加した場合に10万円の上乗せを実施。省エネ改修時に、外気に接する全ての部分に断熱材を設置した場合の上限額を1戸当たり100万円に拡充する。
太陽光発電はリースも対象
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