住宅リフォーム事業、新築住宅事業、不動産流通事業を行う安江工務店(愛知県名古屋市)は5月14日、同日開いた取締役会でガーデン(garDEN・京都府京都市)の全株式700株を取得し、完全子会社化することを決定した。取得価格は1億3700万円。株式取得日は7月1日を予定している。なお、同件が24年12月期連結業績に与える影響は軽微であるとしている。
ガーデンは2012年に設立。主に京都府内で新築注文住宅の設計・施工、リノベーション、店舗設計・施工、不動産事業を展開。狭小な街並みや寒暖差のある気候など、京都の風土に合わせた住宅設計を得意としている。
同社は子会社化に至った理由について、住宅業界を取り巻く環境が厳しさを増していること、住宅リフォーム業界においても大手ハウスメーカーの台頭、家電量販店の参入などにより、競争が激化していることを挙げた。ガーデンの強みと同社グループの集客・顧客維持ノウハウを融合することで競争力の強化を図る考え。
安江工務店グループでは西日本エリアを中心にM&Aを推進。トーヤハウス(熊本県熊本市)、アプリコット(兵庫県姫路市)、ミマ(大阪府八尾市)の3社を傘下に入れている。ガーデンの子会社化により、兵庫県(5店舗)、大阪府(2店舗)をはじめとした関西圏でのシェア拡大を目指す。
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