楽天(東京都品川区)はこのほど、福島県で家庭用太陽光発電の普及に向けた新たなビジネスモデルの実証を行うと発表した。2013年6月までに福島県内へ100件の設置を目指す。
福島県が行っている福島実証モデル事業の選定を受けたもので、福島県が太陽光発電を普及させるための新たなモデルとなり得る先進的な事業を選び、その有効性を検証し普及・促進に向けた仕組みづくりを行うのが目的。
今回のモデル事業では、楽天とグローバルエンジニアリング(福岡県古賀市)が共同して、ピーク電力の削減を促す「デマンドレスポンス事業」の収益を福島県に還元し、再生可能エネルギーの普及を支援するというコンセプトを検証する。あわせて店舗や宿泊施設などと共同で、企業の節電・省エネによるコスト削減分の一部を太陽光発電支援金として収集し、「グリーン電力証書」の仕組みなどを活用し、一般家庭に対して継続的な支援を行うための新たなプラットフォームも構築していく。
楽天は同社の「楽天ソーラー」ホームページ上に特設ページを制作し、8000万人超という楽天会員に対して情報提供をしていく。
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