くふうカンパニー(東京都港区)は5月15日、連結子会社のハイアス・アンド・カンパニー(東京都品川区)が保有する、OMソーラー(静岡県浜松市)の株式6万5969株(議決権の92.4%)を、同社代表取締役社長の飯田祥久氏に譲渡すると発表した。譲渡価額は1億9900万円。譲渡予定日は2024年6月14日を予定している。
ハイアス・アンド・カンパニーは2022年11月にOMソーラーを子会社化したが、飯田社長と経営方針などについて協議を重ねた結果、MBO方式による株式譲渡により双方の資本関係を解消し、独自の成長戦略で事業推進した方が有益であるとの結論に至ったという。
ハイアス・アンド・カンパニーは、全国の地域工務店や建設会社を中心とした会員企業向けに、住宅商品パッケージなどを提供。OMソーラーはパッシブデザインを得意とし、太陽熱を有効活用する住宅設計の会員事業を展開している。
現在、ハイアス・アンド・カンパニーの取締役1人と、くふうカンパニーの従業員1人がOMソーラーの取締役および監査役を兼任しているが、株式譲渡に伴って退任する予定。その一方で、事業上の連携は今後も継続する。なお、株式譲渡が2024年9月期の連結業績に与える影響については精査中だとしている。
ハイアスの商号「くふう住まい」に
また同日、ハイアス・アンド・カンパニーの商号を8月1日付けで「くふう住まいコンサルティング」(英文名:Kufu Sumai Consulting Inc.)に変更することを発表。「くふう」を商号に冠することでグループ企業としての一体感を図り、サービスの認知拡大を強化することが目的だと説明している。
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