長野県内で新築住宅を年間200棟余り供給するサンプロは4月13日、「サンプロG3モデルハウス・冷暖革命7」を上田市内にオープンし、断熱等級7の性能を備える規格住宅の販売を開始した。「信州のくらしをデザインする」を経営理念として掲げる同社は、エアコン1台で全館冷暖房を行う高性能かつコストパフォーマンスの高い商品を市場投入することにより、寒冷地・信州で健康被害のリスク軽減や省エネな暮らしを可能にする住宅の普及をリードし、脱炭素社会の実現にも貢献していく考えだ。
オープンした木造2階建て・延べ床面積98.95㎡の新モデルハウスは、UA値0.23W/㎡K(4地域)・C値0.2㎠/㎡で、構造は許容応力度計算による耐震等級3の性能を備える。外観はワインレッドのガルバリウム鋼板の壁が特徴的で、屋根には6.64kWの太陽光パネルを搭載している。
高い躯体性能に加えて、南面に吹き抜けや大開口、ハイサイドライトを設けたパッシブ設計を採用。床下エアコン(18畳用)と第一種熱交換型換気を組み合わせた独自の空調システムにより、床下エアコン1台のみで全館冷暖房を行う。同社によれば、この住宅では年間の冷暖房費(電気代)を約4万3000円に抑えることが可能という。
同規格住宅の壁の断熱は・・・
この記事は新建ハウジング5月20日号2面(2024年5月20日発行)に掲載しています。
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