大和ハウス工業(大阪市)はこのほど、グループ3社(大和ハウスリアルティマネジメント、大和ハウスプロパティマネジメント、フジタビルメンテナンス)とともに、事業施設・商業施設の不動産ストック事業ブランド「BIZ Livness(ビズリブネス)」を立ち上げ、5月15日から本格始動したと発表した。
同グループは、2018年1月に住宅ストック事業を強化するため、グループ統一ブランド「Livness(リブネス)」を立ち上げ、約60万件のリフォーム、リノベーション、買取再販などを手掛けてきた。このうち、2023年度の非住宅分野の売上高は933億円にのぼるという。こうした実績を背景に、事業施設・商業施設など非住宅分野の不動産ストック事業を拡大させることを目指して新ブランドを立ち上げた。
同グループは今後、自社施工物件のほか、他社施工物件を含む既存建築物の買取再販やリノベーション、テナント企業の誘致等をより積極的に展開。2026年度にリブネス事業全体で売上高4000億円を目指す。
既存建物をリノベーションによって収益物件として資産価値を向上させることで不動産投資家のニーズにも応えるほか、 太陽光発電システムの設置など、省エネ化をはじめとする環境負荷低減に貢献することで、企業の環境対策をサポートするなどとしている。
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