永大産業(大阪市)は5月14日、床材、室内階段、室内ドア、収納などの各種製品について、9月2日受注分からカタログ掲載価格を改定すると発表した。値上げ幅は3%。
昨今の燃料費の高騰や「物流2024年問題」への対応で運送コストが上昇するなか、同社はさまざまな対策を講じてきたが、企業努力のみでは現状価格での製品供給が困難な状況となったためとしている。今回の価格改定には荷渡しの諸条件に関する費用は含まない。
なお、キッチン・洗面化粧台は、配送条件等が製品ごとに異なるため価格改定は行わないが、7月29日見積分から別途運送費を計上する。
同社は、政府策定の「物流の適正化・生産性向上に向けた荷主事業者・物流事業者の取組に関するガイドライン」に沿って物流サービスを展開。今後、荷渡しの諸条件(荷卸し作業、仕分け作業、検品作業、待機料等)について、各社と費用負担に関する協議を行っていくとしている。
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