建物の長寿命化を図る際にシロアリ対策は欠かせない。長期間にわたってシロアリ被害を防ぐ建物側の工夫と維持管理の手法について、阪神ターマイトラボの水谷隆明氏に取材。Q&Aにまとめた。
Q. シロアリ被害のリスクを減らす建物の工夫は?
A. ベタ基礎で侵入路を減らして点検しやすい構造に。ポーチや土間の打ち継ぎや化粧モルタルをなくす
ケンジ シロアリ対策の基本は、ベタ基礎を始めとして、建物にシロアリが侵入しづらい構造にすることだな。とはいえシロアリの侵入を完璧に抑えるのは難しいから定期点検や駆除を行いやすい構造にすることが大事だ。
床下は高さ360㎜程度確保。床下全域を動けるように人通口を配置する。設備配管が点検を妨げないように注意
松太郎 シロアリの侵入路になりやすいのはベタ基礎周辺の打ち継ぎ部。なるべく・・・
この記事の続きは、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー5月号(2024年5月10日発行)天井上手は設計上手 おしゃれ天井超鉄板ディテール(P.55~)でご覧ください。
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