建物はどのように燃えるのか。延焼を防ぐにはどうすればよいのか。桜設計集団の安井昇氏への取材をもとにQ&Aにまとめた。
Q. 古い木造建築ではどんな防火の工夫をしているの?
A. 京町家では隣家と近接する壁に窓は設けない。強風地では軒下を通る火炎を袖うだつで防ぐ
ケンジ 京町家は敷地いっぱいに建てられていて、隣家の壁がとても近いけど、延焼防止のために窓は設けていないよな。また風の強い地域は窓から出た火炎が軒下を通って隣家に延焼するのを防ぐために袖うだつを出している。
➡︎袖うだつとは切妻屋根の両端を袖壁とつないで一体化したもの
松太郎 飛騨高山では町家と土蔵を組み合わせで延焼防止を図っているね。主屋を道路側に配置して、中庭を挟んで敷地の背後に土蔵を配置している。土蔵が並ぶから・・・
この記事の続きは、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー5月号(2024年5月10日発行)天井上手は設計上手 おしゃれ天井超鉄板ディテール(P.54~)でご覧ください。
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