空間に素材感を付与し、陰影を強調する仕上げとして注目されているルーバー天井。個性的なこの天井仕上げを使いこなす設計施工のポイントについて、ホームランディック(愛知県小牧市)代表の伊岐見恭子氏に話を聞いた。
1階に設ける際には天井高に注意
◉天井に変化を付ける手法として、ルーバー天井も有効だ。ルーバー間に照明器具や熱感知器、換気用ガラリなどを目立たせずに設置でき、空間をすっきりまとめやすい利点もある
◉ルーバー天井はLDKのいずれとも相性がよい。ルーバー天井の範囲はシステムキッチンや家具などを手がかりとする
◉1階にルーバー天井を設ける場合、階高が変えられないためメインの天井よりルーバーの高さ分下がる。2階に設ける場合は階高を上げられるため、メインの天井とそろえられる
◉1階のキッチンの上にルーバー天井を設ける場合、レンジフードの配管スペースを確保した上でルーバー天井を取り付けることになる。メインの天井より数十cm下がる
➡1階キッチンの場合、天井を下げた部分をダクトスペースに使えるため、折り下げ天井のほうが採用しやすい
ルーバーの木口の扱いで印象が変わる
◉ルーバーは枠組壁工法用の’2×’8材(38×184㎜)を用いることが多い。最初に用いたときは・・・
この記事の続きは、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー5月号(2024年5月10日発行)天井上手は設計上手 おしゃれ天井超鉄板ディテール(P.42~)でご覧ください。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。