国産材を多用した、超高性能なデザイン住宅を手がける天野保建築(山梨県富士吉田市)。同社は建築家の西方里見氏(西方設計)が基本設計を手がけた住宅の経験をもとに、すのこ張りの吸音天井を提案している。機能性と意匠性を兼ね備えたこの仕上げについて、代表の天野洋平氏に聞いた。
板の張り方向は視線の向きで決める
◉この天井仕上げは、吸音板(ビルボード)の上にスギ板をすのこ状に張ったもの。木造住宅に不足しがちな吸音要素を付加し、子どもの甲高い声などの響きを抑える
◉天井に陰影が付き、個性的な印象の空間になる。LDKなど人が長時間過ごす“映える”空間に有効だ
無節の白太で統一して明るい印象に
◉吸音板は1820×910㎜で10㎜厚。安価であり、石膏ボードより軽くて施工性もよい。スギ板は幅90㎜・厚さ12㎜の2m材。無節の白太でそろえており、空間が品よく明るい印象に仕上がる
◉西方さんが基本設計を手がけた事例では・・・
この記事の続きは、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー5月号(2024年5月10日発行)天井上手は設計上手 おしゃれ天井超鉄板ディテール(P.36~)でご覧ください。
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