サトウ工務店が手がける住宅は、超高性能な躯体の構成をそのまま室内のかたちとして現している。空間の特徴の1つが傾斜天井。近作の「野きろの杜の小さな住まい」を題材に、天井勾配の決め方から素材選定、納まり、施工管理のポイントについて、同社代表の佐藤高志氏に聞いた。
空間の伸びやかさを生む天井勾配は2~3寸
◉コスト対策から最近の同社の建物は床面積を抑えている。空間のバランスを取るために天井の高さも低めにしている。建物高さを抑えることにもつながり、外観も整えやすい
◉同社の住宅では、躯体のあり方がそのまま空間の構成となる。勾配屋根の下は勾配天井となり、2階の床の下は平天井となる。家のなかにいても建物のかたちや骨格を感じられる空間となる
◉この事例のように下屋を設ける場合、屋根勾配は搭載する太陽光パネルの発電効率や2階の窓との取り合い、天井の勾配などのバランスを取りながら決める。結果として2~3寸の範囲内になることが多い。
➡室内から外部を見たときの伸びやかさをふまえると・・・
この記事の続きは、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー5月号(2024年5月10日発行)天井上手は設計上手 おしゃれ天井超鉄板ディテール(P.31~)でご覧ください。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。