屋形天井や傾斜天井に変化を付ける上で有効な手法の1つが、曲面を用いること。羽目板を張ったR天井の設計と施工のポイントについて、石牧建築の設計担当である西久保美和氏と佐原広祐氏に話を聞いた。
天井の曲率は現場で決める
◉「坂の下Rハウス」のLDKは小上がりを含めて18畳。キッチンは総二階の1階にあるため天井高を抑えた。キッチン脇のダイニングは下屋にあり、天井を高くできるため曲面天井にした
➡屋根形状に合わせた勾配天井にすると頂部で3m以上となり、天井が高くなりすぎる。曲面天井にして高さを抑えた
◉設計時にはRの始まりの位置と終わりの位置を決めておく。曲率が低いと離れて見たときに直線に見えるので注意する。曲率は現場で空間を確かめながら決めたほうがよい
スギの羽目板を柾目の赤身でまとめる
◉曲面天井に張る木板は柾目がおすすめ。板目だと曲面天井の曲線と木目の曲線が混じり合い、天井の曲面が際立たない・・・
この記事の続きは、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー5月号(2024年5月10日発行)天井上手は設計上手 おしゃれ天井超鉄板ディテール(P.28~)でご覧ください。
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