インテリアの流行を独自に取り入れたデザイン住宅で人気のホームランディック。天井高に変化を付け、間接照明で空間に彩りを与える折り下げ天井の手法について、同社代表の伊岐見恭子氏に話を聞いた
天井を浮かせるように下げる
◉同社の天井高の標準は1階が2500㎜、2階が2400㎜。高さを抑えたほうが外観はまとまりやすいが、富裕層向けの提案としては2500㎜のほうが高級感を演出できるため適している
◉上記の天井高を確保した上で高低差を設け、空間に広がりをもたせる。そのための手法が折り下げ天井。メインの天井から浮かせる(吊る)ように、部分的に天井を下げる手法
◉折り下げ天井はキッチンとダイニングなど、スペースの境界で区切るのが基本。空間がつながっている場合、システムキッチンやダイニンテーブルなどの位置を手がかりにする
➡キッチン上に折り下げ天井を設ける場合、平らに天井を仕上げる場合よりも15万円程度高くなる
メインの天井から250㎜下げて間接照明を設置
◉折り下げ天井の3〜4辺は周囲の壁とは縁を切って小口を見せる。なかでも2辺は周囲の壁から1m以上離して折り下げ天井の浮遊感を損なわないようにする
➡折り下げ天井はメインの天井から、框高さ100㎜、間接照明を入れるならさらに150㎜、合計250㎜下げる
◉折り下げ天井の仕上げは・・・
この記事の続きは、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー5月号(2024年5月10日発行)天井上手は設計上手 おしゃれ天井超鉄板ディテール(P.22~)でご覧ください。
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