空間を白い天井と壁で包む手法は、空間構成の魅力を伝える上で非常に有効だ。空間に現れるさまざまな要素を整理し、天井と壁を切れ目なくつなぐ設計手法について、暮らしの工房(新潟県上越市)代表の岡沢公成氏に聞いた。
切れ目のない白い空間をつくる
◉同社が位置する上越市は豪雪地。設計の根底には、雪が降る夜のかまくらのような明るく白い空間のイメージがある。そのため壁と天井の切れ目を感じさせない白い空間が多い
◉切れ目のない空間にするには、壁や天井の途中で凹凸が生じないように空間を整理する必要がある。結果的に壁と天井、垂れ壁と天井などの取り合いが減り、施工性も高まる
◉同社の設計は造り付け家具を多用するため、空間の下部には要素が多い。空間の上部を切れ目のない空間となるように成立することで、空間全体はすっきりとした印象になる
天井高は変えずに床高で調整
◉標準の天井高は・・・
この記事の続きは、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー5月号(2024年5月10日発行)天井上手は設計上手 おしゃれ天井超鉄板ディテール(P.15~)でご覧ください。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。