住宅インテリアに強い影響力をもつ商空間。特にくつろぎを重視するカフェは親近性が高い。そこで、次の「おしゃれ天井」を探るべくカフェのインテリアを調査。トレンドを集約した画像を生成AIで作成した。住宅への応用手法とともに紹介する。
取材・文:大菅 力 画像:生成AI 施工アドバイス(図作成):菅沼 悟朗(菅沼建築設計)
大ぶりなルーバーは緻密なつくりの空間と相性がよい
木質系のルーバー天井のカフェが増えている。天井高によってはかなり大きな断面となり、枠組壁工法における床組あらわしに近いスケールになる。当然、断面が大きくなるほど素材感が強まる。加えて見た目のバランスを取るためにピッチも大きくなり、力強い雰囲気になる。これらの特徴をふまえると、天井下部の空間がざっくりとしたつくりだと、粗野な雰囲気に転びかねない。壁や床、家具を緻密につくり上げた空間ほど相性がよい。
小ぶりなルーバーは緻密に張って端正な雰囲気に
小ぶりなルーバーは断面に合わせてピッチも短めになる。張り方向と直交した方向から見ると目地が見えにくくなり、面として意識されやすくなる。天井全体として木の色や木目(板目や柾目)などをそろえることが雰囲気を整えるために重要になる。小ぶりなルーバーは・・・
この記事の続きや掲載写真は、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー5月号(2024年5月10日発行)天井上手は設計上手 おしゃれ天井超鉄板ディテール(P.9~)でご覧ください。
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