タカショーデジテック(和歌山県海南市)は5月8日、世界的なデザインスタジオTangent(英国ロンドン/東京)と新たな屋外照明ブランド「yomosugara(よもすがら)」を立ち上げると発表した。
新ブランドでは、「現代の和照明」をテーマに、伝統的な造形にとらわれることなく和の照明の概念を再定義する。日本の原風景や自然に対する考え方にフォーカスし、日本的な自然に寄り添う心安らぐ夜の灯りとして、和の空気をつくりだすという。さまざまな空間に取り入れられるデザインで、日本発の屋外照明ブランドとして海外の設計者・デザイナーや日本文化に関心の高い層をターゲットに、海外での積極的な展開も予定している。「yomosugara」をきっかけに、日本人によるライティングデザインや同社の海外進出を視野に入れた活動を行っていく。
Tangentは2015年にロンドンにて創業し、2021年にTangent Japan(東京)を設立。これまでも両社は、六本木アートナイト2022で展示された「INAHO」の製造や、名古屋駅前のミッドランドスクエアで2022年に展示されたクリスマスツリーなどでコラボレーションしており、2023年にパートナー契約を締結。Tangent代表の吉本英樹さんは、タカショーデジテックのクリエイティブアドバイザーをつとめる。
ブランド名「よもすがら」は、夜通し、一晩中などの意味をもつ日本の古語。時間の豊かさへの思いとともに、夜の過ごし方を現代に問いかける。
5月24日・25日に東京kudan house(九段ハウス)で開催される「Craft x Tech Tohoku Project 2024 Exhibition」内で、「yomosugara」の初披露展示会を開催。3シリーズ7アイテムを発表する。
「Craft x Tech」はデザイナー・吉本英樹さんが新たに立ち上げたプロジェクトで、日本の伝統工芸と国際的に活躍するクリエイターとのコラボレーションにより、革新的なプロダクトやアートピースを生み出していく試み。「Craft x Tech Tohoku Project 2024 Exhibition」では、東北6県の6つの工芸産地と6組のクリエイターがコラボした作品を展示する。入場料は2500円。チケットの予約・購入はこちらから。
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